美しい人〜とある真夏の夜に〜

Travis Japanとしめかけくんとわたし

大好きな人達へ

2018年も終わろうという12月29日、アイランドを観劇した。
話はまぁ大体いつものことで、よくわからないというか、むしろ最近は内容を理解しようとすることすら忘れている。
でも、きらびやかにショーアップされたあの世界が大好きだから、とにかく見ていて幸せだった。
あの中にいるしめちゃんを私は好きになった。
私は帝劇に立つ七五三掛くんを好きになったから、帝劇に立つ七五三掛くんを見る度にその気持ちを思い出す。
何をしているしめちゃんも大好きだけれど、帝劇に立つしめちゃんのことが私は特別なんだと思う。
それぞれのファンがそれぞれの特別を持っているように。

楽しい気持ちで観た。
ファンカッションが好きだし、ナポレオンジャケットでフラッグをやるのも好きだし、白スーツでの階段降りが好きだ。
出番が少ないとは聞いていたけれど、そんなことがちっとも気にならないくらい大好きだった。

同時にいろんなことも思い出した。
タイタニックのシーンを見れば、氷山に閉ざされつるし上げられていたシルエットの美しさとか、下流の客室で顕嵐に向けた笑顔とか瑞稀とトランプしていたこととか、オーケストラの肘の張り方が狭かったこととか…
Wゆうたがフライングすれば、あぁ、このフライングはしめちかでやったフライングだなぁとか。しめちゃんの回転がめちゃくちゃ速かったこととか。
しめちゃんのことだけじゃなくて、いろんな人のこと。タイタニックの船長はあの人だったなぁ、ヒンデンブルクの将軍は、記者は…
もういない人もいる。ついこの2年間のことなのに。
そんなことを思い出しながら観ていた。

私の隣で観ていた美勇人担はどんな気持ちだったんだろう。美勇人のいない舞台をどんな気持ちで観ていたんだろう。

私がしめちゃんに降りた時、しめちゃんの隣にいたのは美勇人だった。だから、私にとってはしめみゅはちょっとだけ特別だった。ずっと見てきたわけじゃないし、知らないこともたっくさんある。
でも特別だった。私は美勇人といるしめちゃんが大好きだと思ったし、しめちゃんといる美勇人のことも大好きだった。
だから必然的に美勇人担と現場に行くことが多かった。人は違っても美勇人担と入るのが好きだった。
美勇人と別々の現場が多くなって、美勇人担と入ることは少なくなった。
触れていいかもわからない時もあった。
でも私は美勇人担が同じ現場にいるのが嬉しかった。
トラジャを好きでいてくれるのが嬉しかった。
いつも同じ現場に入るのはこれが最後かもしれない…と思いながらも、ぼかしたままにしていた。

だけど…
今度こそ次会う時は本当に何かが変わっちゃうのかもしれないなって…
なんにも言えなかったけれど。
去年の夏も美勇人がトラジャからいなくなるのが辛くて泣いた。そして、美勇人担がトラジャ担じゃなくなるのが嫌で泣いた。
前を向いて進んでいく彼らが好きだと思ったから、美勇人のいなくなったトラジャはもちろん、ラブ一筋になった美勇人のことも、ラブ担として生き始めた美勇人担のことも陰から見守っていた。
私は去年の秋も言っていた。美勇人がいなくなった時も朝日がいなくなった時も。自担がいなくてもトラジャのことが好きだったらトラジャ担だよ!って。
そんなことを一年以上経った年の瀬の東京駅で思い出しながら友達を見送った。

そうしておうちに帰ってきて、みんなは8時だJを見ていて…
滝翼の後ろで踊るトラジャがいて嬉しくて、翼くんと最後に共演できて本当によかったなって思った。
でもなんでここに美勇人はいないんだろうって。
顕嵐だって拡輝だって朝日だってそうなんだけどね…
でも彼には後2日残された日があるのに、それすら叶わないのかって…
そんなこと思ってしまって…

トラジャが滝翼さんのバックにいて、大先輩達と共演して、キラキラの笑顔でいて嬉しい気持ちと、もうないんだっていう猛烈な寂しさと、翼くんに最後の最後までお世話になった自担がどんな気持ちでいるかってことと、なんでここに美勇人はいないんだって気持ちでぐっちゃぐちゃで、わんわん泣いた。

そんなぐちゃぐちゃな気持ちの中で、ただ一つはっきりわかっていたことは、私にとっては自担は常に光だったし、曇ることがなかったということ。
私が七五三掛担になって、彼に関して好きなところしかなかったし、嫌な気持ちはひとつもなかった。
現場に行った回数とかかけたお金とか知り得た情報量とか書いた文字数とか、そういうのはわからない。
計れない愛情の重さもよくわからない。
でも、私が知っているどの彼もひとつ残らず輝いていて大好きで、宝物だなって思えているから、私は今年一年もちゃんと七五三掛担を全うしたんだと思う。
そして、きっと来年も七五三掛担なんだと思う。

だからこそ、この気持ちは今年のうちにきちんと言っておかなきゃいけない。
美勇人はこれからもきっと美勇人らしく生きていくと思うけれど、ジャニーズJr.の森田美勇人にはもうすぐお別れしなきゃいけない。
今まで本当にありがとう。
そして、美勇人担も本当にありがとう。
次会う時は違う形かもしれないけれど、幸せでいようね。

そして、いっぱい泣いたけど、私は来年もしめちゃんとTravis Japanの夢を一緒に追いかけるし、いっぱい笑って過ごすつもり。
だから、トラジャ担の皆さんよろしくね。